ピアミーティングってなに?
ぶっちゃけて言えば、仲間同士の集まりのことです。
つまり、HIV陽性者同士が、他人の視線を気にすること無く、
安心して語るための集まりという事。
簡単には人に話せない、HIVという病気のこと、薬や治療のこと、
セクシュアリティのこと、仕事のこと、家族のこと、薬物依存、
そしてセックスのこと、パートナーのこと、将来の事、老後・・・・・etc
もちろん病院でだって、色んな話は聞けるけど、
でもどうしても医療関係者の前では正直に話せない事、
友達や会社、家族に打ち明けられない悩みや愚痴、
きっと色々あるはずです。
そんな話も含めて、医療関係者やHIV陽性者でない人は交えず、
クローズドの場で自分達だけで安心して語り合う場です。
HIV陽性者という仲間でありながらなおかつ、
日頃接点のない他人同士であるというしがらみの無さこそが、
後腐れなく気兼ねなく語り合えるピアミーティングの良いところ。
だから、あんな話やこんな話、
えーっ!こんな事、話しちゃっていいのー!?
と言うような、普段は聞きにくい、話しにくい様な事も、ここでならOK!
時に真剣に、時にぶっちゃけモードで、 明るく深〜く語らいましょう。
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OHPAMラウンジ(HIV陽性者ピアミーティング)
期 日:2018年11月17日(土)
13:00〜17:00
場 所:那覇市内
参加希望のご連絡を頂けた方にのみ、
後日、開催日の1週間前頃に、メールでご案内します。
対 象:HIV陽性者であれば、
県内外を問わず、どなたでもご参加頂けます。
*開催回により、セクシュアリティを限定した回も予定しています。
参加費:無料です。
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参加申し込み:メールで直接お申し込みください。
メールアドレス:
southern_breeze@ohpam.com
お申し込みの際は、事前に参加時のニックネームを記載して下さい。
ニックネームに決まりや制約はありません。お好きな名前でどうぞ。
OHPAMより、確認のための返信メールを送信させて頂きます。
送受信ブロックの設定をされておられる方は事前に解除をお願いします。
OHPAMよりの返信メールにはグランドルールを記載しておりますので、
事前にご確認の上でご参加ください。
グランドルールをご承諾頂けない場合は参加は出来ません。
希望者のみミーティングの後、懇親会(アルコール有)があります。
懇親会は自由参加です。(自費参加です)
週末の那覇市内は、平日より交通渋滞が予想されますので、
時間には余裕をもってご参加ください。
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OHPAMラウンジの世界
ピアミーティングって、一般的にあまり馴染みのない名前だから、
どうしても堅苦しいイメージがつきまとってしまう。
どうすればもっと居心地の良さを追求できるのだろう。
ということで、あっさり名前を変えてみました。
こじんまりとした自助グループだからこその身軽さ、気安さが、
私たちの数少ない取り柄です。
名前が変わることで、少しでも堅苦しさや
とっつきにくさの垣根を低くすることができたら・・・
そんな風に思っています。
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ラウンジとは、公共施設の待合所、自宅の客間や居間の事。
寛げる、でも少しだけ華やかな、
新しい誰かとの出会いの場でもあります。
そして一部の地域では、夜の蝶の舞う、
色艶めいた世界の隠語でもあるのだとか。
私たちもこのOHPAMラウンジが、単なるHIV陽性者同士の
情報交換や知識の共有の場であるだけでなく、
その先に続く、新しい友情や、将来を共に生きる仲間の
出会いの場となれる、そんな場になってくれることを願っています。
なので今回は開催場所もラウンジにふさわしい、
ソファーで寛ぎながら参加者同士が身近に触れ合える、
そんな場所をご用意しています。
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自分のことを話すのはあんまり得意じゃないんですけど、
必ず話さなくてはいけませんか?
最低限の自己紹介はして頂きます。(ニックネーム)
それ以外は、話したくない事は、話さなくても大丈夫。
お互いが顔を合わせるだけで安心出来る事もあるものです。
セックスの事とか、医療に対する不満とかを言っても大丈夫なの?
医療や行政と言った外部の人間は参加しません。
あくまでHIV陽性者自身の語らいの場ですから、安心して話して大丈夫です。
医学的な事や専門的な事、経済的な問題も相談できるの?
このミーティングはあくまでHIV陽性者同士の語らいの場です。
ですので、専門的な相談は出来ません。
経済的な問題を含む、個人的なお困りごとに対する個別の相談は、
このミーティングでは行っていません。
参加者の話す様々な情報から、自分自身の判断で必要な情報は
自分のものにしましょう。
グランドルールって何?
自分達HIV陽性者自身による集まりですから、
普段の生活や病院の中で話せない事を自由に語って頂いて構いません。
しかし、お互いの発言を批判し合ったりしない、
ミーティングの中で見知った互いの情報を外で漏らさないなどの、
最低限のルールは必要です。
それらをまとめたものがグランドルールです。
参加者には事前にメールでご案内しますので、
内容をよく読んで、ご理解頂いた上でご参加ください。
なお、グランドルールにご承諾いただけない場合は参加出来ません。
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現在、沖縄ではOHPAMピアミーティングとは別に、沖縄臨床心理士会が、
定期的にピアミーティングを開催しています。
セクシュアリティを限定せず、プライバシーにも配慮されたミーティングです。
詳しくはこちらをクリックして下さい。
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日本HIV陽性者ネットワーク・ジャンププラス
(Janp+)との共催について
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ジャンププラスとは、正式名称を、
特定非営利活動法人
日本HIV陽性者ネットワーク・ジャンププラス
といいます。
HIV陽性者が秘密を抱えることもなく、社会的な不利益を受けることもなく、
HIV陽性者として、自立したあたりまえの生活ができる社会を目指す、
特定非営利法人(NPO)です。
東京都に事務所を構え、日本全国のHIV陽性者への情報発信、
ネットワーク事業等を行っています。
ピアミーティングの開催についても高いノウハウとスキルがあり、
全国各地のHIV陽性者のピアミーティング活動にも関わっています。
私達OHPAMの設立にも関わって下さいました。
毎年、年に1〜数回はスタッフが来沖され、
OHPAMスタッフとの情報交換や、勉強会、懇親などを行っています。
ジャンププラスについて詳しくお知りになりたい方は、ここをクリック!
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〜ピアミーティングコラム〜
ボクは知りたいんだ。そしてつながりたいんだ。
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ボクには人に言えない秘密がある。
HIV+だってこと。
昔からの付き合いの長い友人にだって、
親や職場の人にだって、誰にも言えない心の闇だ。
ホントは周り中にホントのことを何もかもぶちまけて、
楽になりたいと思う時がある。
HIVという病気のこと、 薬や治療のこと、
セクシュアリティのこと、仕事のこと、家族のこと、
そしてセックスのこと、パートナーのこと・・・・・・
数え上げたらきりが無いほど、
ボクたちはいくつもの秘密を抱え込んで、
それでも普段は平然と何食わぬ顔をして、毎日を生きている。
時には誰かに愚痴りたくなる。
話を聞いて貰いたくなる。
あるいは、秘密なんかクソ喰らえっ!って、思い切りモラルを逸脱してみたくなる。
病院に行けば、センセイやナースさん、
カウンセラーが、色々親身に話を聞いてくれるし、
カミングアウトした飲み友達だっている。
彼らにはとてもとても感謝してる。
でもね、ちょっと違うんだ。
彼らがどんなに親身に耳を傾けてくれても、
彼らとボクは同じ立場じゃない。
ボクは、同じHIVという病気を抱える人が、
何を感じ、何を悩み、何を心の糧として生きているか、
自分と照らし合わせてみたいんだ。
そして、ホラ、HIVの発覚で、
自分の身の回りの環境にも、色んな変化や事件があったけど、
ボクたちみんな、頑張って毎日を生きているんだってこと、
普通に生きて行っていいんだってこと、実感したいんだ。
そしてね、みんなで色んな話を分かち合って、
時にダークな辛い過去を語ったり、馬鹿騒ぎしてはっちゃけたり、
HIVである事が一切何のハンデにもならない場所で、
一息ついてみたいんだよ。
同じHIVだからって、
きっと年齢も性格も、生まれ育った環境や現在の生き方、趣味・・・
何一つ取ったって共通点なんて何も無いかもしれない事、
もし同じHIVという病気でなかったら、
決して会う機会なんて無いだろうと思えるほどに接点の無い人もいるだろう。
逆に顔見知りだったり、
それ以上に深い関係だったりした事がある人だって、
もしかしたら居るのかも知れない。
ボクもそれはわかってるつもり。
でもね、きっとそんな違いや境遇をお互いが認め合った上で、
心を共有できる事もあるんじゃないかって気がしてる。
こうして図らずも、
HIVという同じ境遇に立った今だからこそ生まれる新しい関係、
刺激っていうものも、ある気がするんだよ。
そんな不思議で未知なる体験、出会いに、
少しドキドキしながら、期待してるボクがいる。
D.Y
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グランドルール
ミーティングではニックネームを使います。
(本名は名乗らないで!)
ミーティングで見聞きしたお互いの個人的な情報は、
その会場内だけに留めて下さい。(録音や撮影もダメです)
本当にその事は人前で話しても良い事か、
今一度じっくり考えてから話しましょう。
他の人の発言を全面的に否定しない様にして下さい。
陽性者にも様々な考え、価値観の人がいる事も
頭に入れて話をして下さい。。
誰かが話をしている時は、
途中で遮らずに耳を傾けるようにしましょう。
ミーティング以外で相手を見かけたときは慎重に。
ミーティング後のお互いの交流ややり取りは
すべて自己責任です。
ミーティング中は、スマートフォン、タブレットの
電源は切るか、マナーモードにして下さい。
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